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macOSでsandegodをビルドする

Discordをみていると「たまにmacOS用のウォレットがないのか?」と質問があります。本記事ではCUI版ウォレットのsandegodをmacOSでビルドする方法を紹介したいと思います。

注意!この方法でビルドしたウォレットを使って一ヶ月以上PoSしたり送金したりできることを確認できていますが、SanDeGoから公式にリリースされたウォレットではないためなんらかの問題が発生したとしても当方では一切の責任を負うことができない旨をご了承ください。

SanDeGoについて

SanDeGoはAskMonaである日突然生まれました。高利率Pos通貨ということで持っているだけでたくさん増えます。デバッグに使う量としては十分です。ブロック高が3の倍数の場合には2000%、それ以外は300%といった変則的な利率が特徴のようです。

すみません、通貨自体に関してはアレコレ言えるほどの知識はないので各自で調べていただければと思います🙏

macOSでsandegodをビルドする

さて、それでは早速macOSでsandegodをビルドする方法を紹介していきます。

Homebrewをインストールする

まずパッケージマネージャとしてHomebrewを利用しています。インストール方法については以下の公式ページをご覧ください。日本語なので楽にインストールができると思います。

必要なライブラリをインストールする

Homebrewのインストールが完了したら、次はsandegoで使用しているライブラリを導入していきましょう。

brew install boost@1.60 openssl berkeley-db@4 miniupnpc

すでにライブラリをインストール済みの場合にワーニングやエラーが発生することがあります。その場合には未インストールのものだけをbrew install boost@1.60のように個別でビルドしてみてください。

ソースコードを取り込む

SanDeGoリポジトリのmasterブランチには、まだ僕のPullRequestが取り込まれていませんのでそのままの状態ではビルドに失敗してしまいます。macOSでsandegodをビルドする場合にはこちらのリポジトリを利用してください。

ソースコードを取得しましょう。

$ cd /PATH/TO/
$ mkdir sandegod
$ cd sandegod
$ git clone -b feature/macos_sandegod git@github.com:CH3COOH/SanDeGo.git
$ cd SanDeGo/src

ソースコードが取得できたのでビルドを開始します。

$ chmod 755 leveldb/build_detect_platform 
$ export STATIC=1
$ mkdir -p obj/zerocoin
$ make -f makefile.osx

以上でsandegodのビルドは完了です。

関連記事

macOSでQtウォレットをビルドする方法を紹介しました。

SanDeGoについて知りたい方は以下の公式サイトまたはDiscordをご利用ください。

SanDeGoのウォレットを作りたい場合は、Sensuでアカウントを作るのが一番簡単な方法だと思います。ただSensuに預けっぱなしではPoSができないので適度に溜まったらデスクトップに送金(withdraw)した方がよいでしょう。